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『むしろちょっとしたチャンス』について

2023.7.26 UPDATE

NDARICCAのニューアルバム『むしろちょっとしたチャンス』

無事に配信がスタートしました。

まずはこの場を借りて。

やったーー!!バンザーイ!!おめでとうワタシ!!ありがとうみんなーー!!

 

思えばNDARICCAとしては初の、

キャリアとしては実に15年ぶりとなるフルアルバム。

15年間も何しとってん!?と我ながらツッコミどころ満載ですが。

その間にマキシシングル的なものはいくつか出してたので、自分的にはコンスタントに作品発表してるつもりだったのですが、

2年ほど前に「ええ加減アルバム作ったら?」といろんなところでいろんな人に言われて。大概が酒の席での話だったので、憶えていたり憶えていなかったり。

ちょうどコロナ禍真っ最中だったので時間はたっぷりあるんだけどなんとなく気持ちが付いていかないという、きっとワタシだけではなく世界中がそんな気分の中で。

そっかー、そだよなぁーー、なんか始めなくちゃなーー、と重い腰をようやくあげて取り掛かり始めたのが2年前。

が、一年位はグダグダしてた。周りからは「いつアルバムできるん?」と言われ続け、このままやったらアルバム出す出す詐欺になる、ええ加減人生逆算したら一秒たりとも無駄にできないはずの年齢なのに、あかんやんワタシ、とここで本気で腰を上げたのかもしれません。重すぎる腰でほんと申し訳ない。

 

そんなわけで2年越し(実質1年)で制作したこのアルバム。

近年、ワタシの中の音楽はどんどんジャンルレスでボーダーレスになっていきました。

あれも好きこれも好き。あんなこともこんなこともやりたい。

でも結局この収拾つかないカンジが今のワタシなんじゃね?と悟りました。

だったらもうこれでいいじゃん。今のワタシのままでいいじゃん。となぜかこんな時ばかりは標準語で。

それが大まかなアルバムのコンセプトになりました。

雑多なカンジがカラフルに組み合わさったイメージが大いに膨らみました。

 

そしてその大きく膨らんだイメージをカタチにしてくれるのはやはりこの人しかいなかった。

熊原正幸氏。彼と3年ぶりに制作をしました。相変わらずワタシのかゆいところに手が届く人でした。

それまで一人で作ってた数々の曲たちが大変身を遂げました。餅は餅屋ね、とあっさり降参w

いや恐れ入りました。やはりくまちゃんは凄かった。また一緒にやれてよかったです。

ほんとにありがとう。

 

制作に入る前にANYOの二人とバンドをしました。それで膨らんだ曲も多数あったのです。

録音はできなかったけど、数々のインスパイアをくれたANYOのたまちゃん、テッペイ君ありがとう。

 

ちょうど2年前、ひょんなことから大好きなベーシストと二人でライブをしました。

タナリュウこと棚田竜太。あのライブはワタシにとってとても特別なライブになった。

いろんなことが腑に落ちたような、うまく言えないけど。とても意味のあるライブだった。

そしてアルバム作りたいから弾いてほしいと当然のようにお願いしてましたw

 

9月15日にはCDリリースも控えているのですが、実はCD限定で一曲追加収録しています。

「I LOVE HER」という曲。15年前に東藤リカ名義でリリースした『ハナウタリディム』の1曲目のあの曲です。

昔の曲をやることってあんまりないんだけど、その2年前のタナリュウとのライブでこの曲やったんです。それが凄く良かった。

なのでタナリュウ全面プロデュースで15年振りに再録しました。とっても良いです。泣けます。CD買わなきゃ聴けないよ。商売上手w

タナリュウありがとう。今のワタシにはなくてはならない人です。

 

そしてもう1人なくてはならない人。

きっともうワタシは生涯彼女無しでは歌えないでしょう。

YAGA。ここ最近のライブはほぼ2人。アルバム名義もYAGARICCAにしよっかなと悩んだくらい。

それくらい必要不可欠な人。アルバムの中でもYAGAは思う存分ぶっ放してます。

ありがとう、やが。一生ヨロシクね。

 

今回アルバムに向けて書き下ろした曲ができた時、アタマの中で彼のギターがギュンギュン鳴ってました。

安井淳。安井くんにはワタシがソロになった当初の音源に参加してもらったり今は亡き倉井ユキヲと『東藤リカとヤスイクライ』なんてユニットやったり。

扇町パラダイスで夜な夜な、墓場まで持っていかなきゃなハナシを語ったりw

イメージ通り、いやそれ以上のギターを弾いてくれました。

サイコーでした、安井くん。ありがとう。

 

さて、

そもそもワタシは元はバンドのボーカリストでした。歌詞は書くけど曲なんて作ったことなかった。ギターだって実はコードなんか全然わかんない。そもそもそんなに弾けない。

そんなワタシが40歳のなる手前でソロになり生まれて初めて自分で曲を作ったのです。否応無しに。

いや、継続は力なりやな。なんとかなるもんやなと思いながら、今も細々と曲を作っておるわけですが、そもそもボーカリストなので、曲は絶対自分が作る!!なんて意思はさらさらなく、誰かが作ってくれるなら歌ってみたい。ワタシには書けないような歌詞を誰かに書いてもらいたい。

とかそんなことは常々思っていたのです。

 

そんな思いがひょんなことからこのアルバムで叶いました。

一緒に曲を作り、歌詞を書いてもらい、ワタシの代わりにポエトリーもこなし、果ては一緒に歌ってもくれました。

シタンダリンタ。息子です。音楽家ではなく映画の人。当然音楽は素人ですが感性だけで色々飛び越えてしまう人。

若い才能には容赦なく乗っかる事にしました。ええねん、産んだってんからww

狙い通り、NDARICCAに新しい風を吹き込んでくれたと思ってます。

ありがとうリンタ。今やもう立派なビジネスパートナーw

 

今回もレコーディングとマスタリングは四反田祐。

雑多なワタシの音楽を見事に一つの作品に仕上げてくれました。

根気よくつきあってくれてありがとう。

 

そんな感じでおかげさまで『むしろちょっとしたチャンス』が誕生しました。

 

誰がどの曲でどんな風に関わってくれたのかはCDブックレット読んでね。照らし合わせながら聴くときっと最高です。

 

ジャケ写もどうよ。

寒い中、川に浸かって頑張ったもんね。

 

さて、まずは配信で全世界の人に届きますように。

CDは2023年9月15日から発売。

CDデッキ持ってない若い世代も聴ける方法考えてるからとりあえずCD買いなさい。

 

そして9月15日はリリースパーティーです。これ読んだ人みんな来てください。

NDARICCAはバンドセット。

ドラムたまちゃん、ベースタナリュウ、ギター安井くん、キーボードYAGA、PA四反田祐。

この上ないメンバーです。いきなりビッグチャンスやってきた感じです。

ゲストにnayutaとindian no echo sign bine no!をお迎えしました。最強です。

9月15日金曜日、心斎橋Pangea。絶対来てください。

ちなみにワタシの誕生日は9月18日。直前です。ちょっとでも若いワタシに会いに来てね。

アナタのご来場が最大のバースデープレゼントw

 

はー、

長くなりました。最後まで読んでくれてありがとう。

『むしろちょっとしたチャンス』

ぜひ聴いてください。

 

むしろちょっとした最高傑作です。